課題:会話の中で「でも」を使わない
激烈な会話の中で面白いエクササイズがある。
- 作者: スーザンスコット,Susan Scott,冨田香里
- 出版社/メーカー: ソニーマガジンズ
- 発売日: 2004/03
- メディア: 単行本
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これから24時間、会話の中で「でも」を使わない
「でも」と使いたくなったら「同時に」に置き換えてみる。 この課題ができるようになれば、仕事も家庭もうまくいく。まわりの人があなたに心を開くようになるはずだ。 あなたが見ている現実も、他人が見ている現実と同じくらい重要だ。絶対的な現実というのはあり得ない。人の現実認識も絶対ではない。 同じテーマのあらゆる側面を慎重に考慮したときに全体像がはっきりと見えてくるものだ。 僕達の関係は今こうなっているように、僕には思える。 君の本当の考えを教えてくれないかな。とくに僕が思っているのとはちがうことがあれば言って欲しい。 僕達の関係がうまくいくかどうか、正直でいられるかどうか、今の気持ちを相手に伝えられるかどうかにかかっていると思う。
相手を責めずに現実を述べる練習をしながら、このエクササイズを頭の片隅におき、会話の調子がどう変化していくか気をつけてみよう。
会話をしていると、 「でも」「だけど」「しかし」を連発する人、いますよね。 自分で知らず知らず、自分の価値を下げてしまっているようですね。 自分の見ている真実は、相手にとっての真実ではない。 逆もまた同じ。 事実も、実は、見る人によって異なる。 その現場にいたからといって全てを把握できるわけではない。 謙虚に、正直に、真摯に、問いかけ、声に耳を傾けよう。 リスペクトという単語がある。"respect"。 私はサーフィンを通じてこの言葉と出会った。 よくハワイでは使われている。 海を、波を、自然をリスペクトしよう。 これは尊敬するという意味も含まれるが、本来の意味は、 相手に敬意を持って接するという意味だ。 自然をリスペクトする。 相手をリスペクトする。 全てをリスペクトし(自分自身の内なる声も含めて)、耳を傾けよう。