YOU SAID IT BUT DID THEY GET IT? HOW TO CHECK FOR UNDERSTANDING - あなたはただ言っただけ。みんなはそれを自分のモノにしてる? "理解"を確認する方法 -
YOU SAID IT BUT DID THEY GET IT? HOW TO CHECK FOR UNDERSTANDING - あなたはただ言っただけ。みんなはそれを自分のモノにしてる? "理解"を確認する方法 - シャロンさんのページちょっと意訳。
みんな本当に理解してるのかしら?
あなたは研修の講師。 受講生に、「理解した? 」ってきいたら、みんな頷くよね。 「何か質問は?」ってきいたら、みんな首を振るわよね。 でも後日、会社からクレームがくる。 「あの研修で、受講生が得たものは何もなかったぞ!」 「何も変わってないじゃないか!」 つまり、みんな理解できてないわけ。 ”理解できた”ってことを確認する方法をいくつか紹介するよ。 これは受講生の理解を促すのにも役立つ。
理解を確認する方法
4つのBACKを覚えてね。4-backs。
REPEAT-BACK
リピートバックは、学習者同士に学んだことを教えあってもらう方法。要点は3~4つにしておく。 1対1でもいいし、1対多でもいい。何回も繰り返してもいい。 教えたときに間違いがあったら、その場でフィードバックをもらって、訂正してもらうように事前に言っておく。 間違ったままの理解はないようにしたほうがいい。 講師はREPEAT-BACKを、耳を澄まして聞いてみて、どのあたりが理解できてないポイントなのか探ること。まとめとして受講生に伝えるといい。
THINK-BACK
Think-back 別名、passive reflectionとも言う。 学習者に自身で考える時間を与えます。考える前に、こう問いかけます。「今学んだことを、あなたのこれからの仕事にどう役立てますか?」 そして考えを共有してもらい、その考えに対してフィードバックやディスカッションをします。
PLAY-BACK
今学んだことで即興演技(インプロ)をしてみましょう! 別名ロールプレイとも言う 即興演劇の部隊を講師であるあなたがすぐに作り、学習者に説明します。学習者はインプロを実践します。 インプロは1~2分程度の短い寸劇にしましょう。楽しく楽しく進めましょう。このインプロの内容から、学習者が自身の環境へ学んだことを適応できるかどうかを見てみます。 もし適応できなさそうだったら、職場に適応するのも難しいかも知れませんね。学習者の弱点がわかりますので、それを活かして研修をより理解の深まるものにしていきます。
REPORT-BACK
研修の時間が終わったからと言って、学習が終わるわけではありません。学習者は学んだことを職場なり実践の場で応用していかなければなりません。 実践の結果を報告する必要があります。これを実践とフィードバックの法則といいます。新しい学びは、繰り返し練習して、フィードバックをする習慣がないと身につかないです。 毎日の仕事の終わりに、学習者から講師に対して、何を試したが、何が良くなかったか、何が良かったか、途中であった困難などを連絡してもらいます。
終わりに
受講者が学習したことを耳に入れただでなく、”理解する”そしてそれを実践する、ことが必要です。 受講者と新しい情報を共有している間と後の両方で理解を確認することで、あなた、従業員、および会社の双方にとって有益な学習体験を作成できるでしょう。
感想
研修やワークショップでただただインプットを続けるのは退屈。 頭を随時使って身のある時間にするためには、こうゆう工夫が必要ですよね。 教育の現場でもそうだと思うし、人が集まるところではどこでも使えそう。 学習する組織とか、知識創造企業は、書いてあることはたしかにもっともなんだけど、こうゆう工夫がないと学習成果の最大化は難しいんだよなぁと思ったり。
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ちなみに、シャロンさんの上記のテクニック集は以下の本にあるみたい。
The Ten-Minute Trainer: 150 Ways to Teach it Quick and Make it Stick! (English Edition)
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