Training for D-Day

ブログの内容は個人の見解であり、所属する企業を代表するものではありません。

完了の定義と完成の定義

もともと完了の定義だったのですが、最近のスクラムガイドでは完成の定義と日本語訳が変わっています。

私は完了の定義を使い続ける派ではあるのですが、それはなぜか。

完成だとどうしてもProductや有形のモノがある前提になる。 完了だと、作業完了、任務完了ということで、有形ではないものも含まれる。

完了は完成を含むのではないか、という考えだからです。

スクラムは、有形でないものももちろん扱えます。なので、完了のほうが幅広く扱いやすいかなと思います。

賛否両論あると思いますが、私は上記の考え方なので、完了の定義を使っています。

共感経営より 負けグセ社員たちを戦う集団に変えるたった1つの方法

共感経営より  負けグセ社員たちを戦う集団に変えるたった1つの方法の引用があったので読んでみました。

高知県ではキリンビールがアサヒに押されて、全国でもシェア最下位。 そこから理念をもとに本社ではなく現場で戦略を考え、実行、OODAループを回し、劇的な復活を遂げるという実際にあったお話です。

非常に良い話だと思います。

ところどころ出てくる高知県民の言葉が気になりました。

『会社でいやなことがあっても、家でキンキンに冷えたビールを飲めば明日も頑張ろうと思う』

このくだりが本書では3~4箇所出てきます。

間違ってはないのですが、根本解決になっていないです。

これをずっと続けてたら、キリンはいいかもしれないけど、日本がやばいですよ。

以上(笑

共感経営 三日三晩

共感経営を読み進めています。

ホンダのわいがやのところで、三日間の合宿をやり、最初はうわべだけの共感、やがて形式知も尽きて、腹の底からの共感がはじまる。 その議論が三日三晩続く・・・みたいなくだりがありました。

三日三晩って、熟語なんですが、 語呂がいいからなのか、なぜ三日三晩なんでしょう。 四日四晩ではない。 二日二晩ではない。

三日三晩。 合宿するなら三泊四日が良いのか。三晩ともに過ごすと、共感が生まれるのか。。

何かしら先人の知恵が集まり、三日三晩という熟語が生まれた気がします。

英語だと He wept for three days and three nights. という例文があり、三日三晩泣き明かしたと。

三日三晩ってなんなんだ??

聖書にも出てくるみたいですね。ググっただけですが。

books.google.co.jp

興味深い。 確かに、スクラムマスター研修もCTIのCoActive Coachingも、ORSCのSystem Coachingも三日間の研修だな。三晩ではないけど。

三日間、同じ空間にいて、議論を尽くすと、何かが生まれてくる傾向が強いことを、先人たちは腹落ちしていて、三日三晩という言葉ができたのかもしれません。

三日三晩。 語呂はいいですよね。

オンライントレーニング 5つの考察

bowperson.com

オンライントレーニング5つの考察とのこと。 最近オンライントレーニングに関する様々な知見が集められている。

1. Design for Remote Delivery, not F2F. フェイストゥフェイスではなく、リモート用のトレーニングを設計してね


まぁそうですよね。そのまんまはできないですよね。 これまでは3日間フルフルでの出席とかだったのが、オンラインでは、90分×2週間とか、小分けにすると参加者の負担が減ると。 たしかに私も偶然ですが、週2時間×3ヶ月(2020年4月~)をやっております。 そのほうがいいかも。 基本的には、2~3時間×5日 とかの枠に収める感じですかね。集中も続かないだろうし、予定を5日間以上空けるのは結構大変な気がする。5日間でも大変。

2. Know Your Tools. あなたのツールを極めろ

Zoomとか、Miroとか。オンラインツールには様々な設定があります。それらをあなたのオンライントレーニングにあった形でカスタマイズしたほうが良いと。 個人的にはZoomのBreakoutとMiroが使えればなんとかというレベルです。

3. Start Soft and Start Early. ソフトに初めて、早めに始めよう。

そうなんですよね、参加者の方は、だいたい時間ぴったりか2~3分遅れて来ます。前の打ち合わせがギリギリまであって、そこからオンラインに入るので仕方がないことだと思います。 ここはConnectionの作りどころですね。あらかじめ数部屋のBreakout用意しておいて、開始は10分後から、あらかじめ余裕をもったスケジューリングをしていくと良いですね。

4. Co-Facilitation is a Must. 共同ファシリテーションは必須。

これはいてくれれば助かるなぁ。 一人でBreakoutとか用意すると、1分ほどトレーニング中に間ができちゃうんですよね。 個人的には慣れましたけど、あそこでパニックになるトレーナーもいるかも。いないか。 必須と言い切るところがなにかあるのかな。必須じゃないと思う。

5. Use Dual Monitors for Video. 2台のモニタ使え

これね、何回かやってみて感想ですが、私は反対です。参加者の方が迷うんですよね。 どうすればそのホワイトボード見れますか?という質問がほぼほぼきますよね。 クリップすれば大きな画面になります!ってなる。

結論:

オンライントレーニングならではの良いところもある。 悪いところもある。 そりゃそうだ。 小分けで提供できるのはいいかもね。睡眠による学習強化という側面もありそう。

今回のコロナで、オンライントレーニング結構知見が溜まっていますので、チャンスだったと思います。 参加者が気軽に集まりやすいのもいいですよね。

こうゆうのもやりました↓ 結構良かった。面白かった。

https://scrum-jikken.connpass.com/event/176075/

Definition of Ready は Waterfallの匂いがする

ときどきDefinition of Readyとかいって、 プロダクトバックログアイテムをチームが持っていける状態にあるかどうかを 準備完了の定義としてDefinition of Readyとして定義したり、使ったりしている人をみかけるが、 これって準備完了しないと先へ進めませんってことなんですよね。Agileな状態になりやすいのかな。

アジャイルソフトウェア開発宣言の誤解

agilemanifesto.org

プロセスやツールよりも個人と対話を、 のところ、 英語だと Individuals and interactions over processes and tools

なので、 プロセスやツールよりも、個々人(を信頼し)そして対話を重んじよう という感じのような気がする。

個人と対話 チームと対話

”と” が and なんだけど

個人といっしょに対話を 個人のみと対話を

と勘違いされる方もいらっしゃるようないないような。 日本語難しいですね。

プロセスをガチガチに決めたり、ツールでコミュニケーションを取るよりも、個々人を信頼し、対話を重んじよう

ってことですかね。

真訳アジャイルマニフェスト、でも書くか。

Interactionsだから、対話でもないのかな。相互作用だよな。キャッチボール、マッシュアップ、ミックスアップ的な。より響きあい、成長していくみたいな。 でも日本語だと対話で良い気がする。