Got a Minute? -1分あったら?-
Got a Minute? -1分あったら?-
The Ten-Minute Trainer (Pfeiffer Essential Resources for Training and HR Professionals (Paperback))
- 作者: Sharon L. Bowman
- 出版社/メーカー: Pfeiffer
- 発売日: 2005/09/01
- メディア: ペーパーバック
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60秒で学習の最大化を図る
60秒のアクティビティで、学習者に、「繰り返す」、「復習する」、そして「思い出す」ことの手助けをします。 ワークショップや研修でも、10から20分に1回は、1分間、学習者が自身を内省する時間を与えること。 これにより、学習者の記憶はより強固なものになり、ワークショップや研修の経験がより密度の濃いものになり、現場へ持ち帰れる一助になります。
なぜ60秒なのか
Even though you have a large amount of material to cover in a short amount of time, you'll find it easy to sprinkle one-minute activities throughout your training. A sixty-second activitiy is doable when a sixty-minute activiy is not.A sixty-second activitiy is short enough to provide a quick review of a segment of information. And includeing one-minute activities keeps your taringing participants attentive, interested, involved, and learning.
60秒には意味があります。 60秒は復習するには十分短い時間です。少し短すぎるかもしれません。 (制約の中で学習の最大化を図るということかな) 60秒であれば、ワークショップや研修の随所にこの内省の時間を散りばめることができます。 逆にこの時間が長過ぎると、学習者からワークショップや研修に対する興味や注意、そして集中力が削がれてしまいます。
60秒で何ができるのか
1回の60秒のアクティビティはそれほど多くないように見えるかもしれません。結局、60秒はすぐに過ぎ去ります。 しかし、10分から20分に1回、毎回異なる60秒のアクティビティを差し込むことによって、学習者は以下のことを得られます。
- 聞いたことを繰り返します。これにより長期記憶を助けます。
- さまざまなクリエイティブな手法で、資料を確認します。
- 彼らが今学んだことについて、考えてもらいます。
- 心の声に耳を傾けます。
- 学んだ事柄の中で、アクティブな参加者になれます。
- すでに知っていたことと、今学んだことをリンクさせます。
- 短期記憶を増大させます。
- いくつかのことを長期記憶へ移動する手助ができます。
- 笑いあい、質問をしあい、間違いを認め合う、安全な学習コミュニティを形成します。
- 学習を楽しくします。
などなど 60秒の間で、ペアを作って共有しあうのも、60秒の使いみちとしてはGOODです。
60秒の使い道
色々あるんです。connections, time spponges, pair sharesなどなど12種類も紹介されています。。。それぞれに対して10個くらいバリエーションもあります。 時間を見て紹介していきます。
所感
10分~20分に1回、内省の時間を1分つくるか、結構難しいファシリテートテクニックだと思う。 毎回同じ60秒だと飽きちゃうし。 例えば8時間のワークショップだと、24回も内省の時間が取れるということか。合計24分。多いのか少ないのか。これまでの経験から言うと多いと思うが、そのほうが受ける側からすると腹落ちしながらすすめるな。 そして、少しづつ、振り返りながらすすめるという方法が、非常にアジャイルな感じがする。