Training for D-Day

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核心に迫るための問い

価値の低いコーチン

コーチングをされていたり、していたりして思うことがある。

実際のところ、本当にこれ(今話していること)が重要な問題なんだろうか、と。

コーチングされる側にたっていて、コーチングの最初の導入で、コーチにこう言われることがある。

「今日お話したいことはなんですか?」

実は話したいことなんかない、あんまり頭が整理できていない、考える時間はほしいけど、コーチングの時間はだいたい時間が固定で30分~1時間と決められているので、早くしないと時間とお金がもったいないなぁ
なんて損得勘定が働いてしまい、割とどうでもいいことを話はじめたり。。。 私の場合は、「英語をもっと喋れるようになりたいんです」とか。

重要だし、必要なんだけど、それってコーチしてもらうところじゃないような。。


ということで、こんな気持ちを抱くことがあるわけです。

本当に話をしたいことを一緒に探っていくために


で、この状況を少し打開するための問いが、以下の本にありました。


リーダーが覚えるコーチングメソッド ――7つの質問でチームが劇的に進化する (フェニックスシリーズ)

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  • 出版社/メーカー: パンローリング
  • 発売日: 2017/08/12
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コーチングをはじめるにあたって、「今日お話したいことはなんですか?」は、これはこれで良いと思う。

もう一つある。これは割と気軽にコーチングじゃない場合でも使えるかも。「何を考えているのですか?」

で、何かを答えられたら、それが核心かどうか聞き返します。

「他にはないのですか?」

「まだ、他にはありませんか?」


そして、話をしたいテーマを探ります。本当に話をしたいテーマを。


そのテーマが本当に重要なのか、再度問います。

「今、あなたにとってほんとうの問題は何ですか?」


この質問に相手が答えることによって、本当に話したかった問題の中の核心に迫りやすくなります。





つづいて、相手が求めていることを問います。

「何を求めていますか?」

「私に何かお手伝いできることはありますか?」

「これに はい と答えるなら、何に対して いいえ なのですか? 」






まとめ

コーチングに限らず、人生は、dance in the momentなのですが、本当に相手が話したい内容を導くのは結構重要な技術が必要だなぁと思いました。

その一つのツールとして、 「何を考えているのですか?」
「他にはないのですか?」
「まだ、他にはありませんか?」
「今、あなたにとってほんとうの問題は何ですか?」
は結構使えると思います。