ティール組織におけるCEOの役割は何か?
ティールにハマりました。
- 作者: フレデリック・ラルー,嘉村賢州,鈴木立哉
- 出版社/メーカー: 英治出版
- 発売日: 2018/01/24
- メディア: 単行本
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学習のついでに、ティールへの問いを小出しにブログにアップすることにします。
[問い] ティール組織におけるCEOの役割は何か? [応答] ・そもそもCEOという言葉は、ティール組織では適切ではないが、他に適切な言葉が思いつかないため、CEOと呼ぶことにする。 ・ティールの原則と組織慣行で運営されている組織では、CEOの役割が従来組織とは劇的に異なっている。 ・ティールのCEOは、ティールの組織空間をつくり、維持する。仕事はそれほど多くない。 ・外部に対する組織の代表である。(もちろん、違う場合もある) ・目標数値の設定、予算の承認、経営を推進する経営幹部チーム、策定すべきトップダウン戦略、解決すべき対立、決定すべき昇進など、従来組織のCEOの役割は、ティール組織のCEOにはない。すべてチームの役割である。 ・ティール組織のCEOが果たすべき、極めて2つの役割。 1.ティールの運営を行うこと。 2.ティールの行動の模範を示すための空間をつくって、維持すること。 それ以外の点では、ティール組織のCEOは、ティール組織の社員と何ら変わることはない。 必要なものは何かを感じ取り、プロジェクトに関わり、助言プロセスを用いて判断を下す。 ・ティールの空間をホールドすること。 ・どのようなときでも、信頼が何よりも優先し、従来の組織慣行が背後から忍び寄ることのないように、繰り返し努力する必要がある。 多くの人々は、人を統制する仕組みがあれば安全だという、社会に深く根ざした前提の中で育ってきている。 何か問題、スキャンダルが起きるたびに、もっと規制を働かせようという力が働く。信頼はそのような文化と相容れない。 ティール組織では、何か問題がおきるたびに、信頼が守られ、再確認される必要がある。 ・組織に活力と創造性をもたらす信頼の水準を下げることは非常に簡単である。ティール組織のCEOは信頼のレベルを下げることを拒否する。